はてなブログを毎日書いていたら10Kg痩せました!

pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

短歌詠んだよ!!!!!!!

ギリギリセーフ!
やっぱり短歌は難しい…。

 

1.一錠
イメージは白い錠剤だろうけど座薬だって一錠だからな

 

2.おい
おい小池!呼びかけられて11年 心臓麻痺で死んでたそうです

 

3.ウーパールーパー
どれが好き パンダアルパカ ハリネズミ エリマキトカゲ ウーパールーパー

 

4.マッチ
なめらかな動作でマッチを擦る爪先 はっとするほど鮮やかに朱く

 

5.葉
サトイモの葉の上の露コロコロと 僕をてのひらで転がす君

 

6.月
綺麗な三日月だねと僕が言ったら あれは二日月ですと ピシャリ

 

7.転
子供の頃からお転婆な子が好きだった ボサボサのショート蛙を手づかみ

 

8.舌
甘咬みの最中 遠慮がちにそっと触れてくる舌仄かに熱く

 

9.飽き
あきゆきと言うからすぐに飽きるのね たしかにそうだ飽きっぽいよね

 

10.【枕詞】うつせみの
一言の舌禍で心すれちがひ 戻らぬ君ようつせみの夜

 

tankanome.hateblo.jp

下園薩男商店の旅する丸干しが美味しすぎてビールが進みすぎる問題

f:id:pero_pero:20150830145415j:plain

 

先日取材で下園薩男商店さんに取材に行ってきまして。
ここの正博さんは干物業界を盛り上げるために色々おもしろい仕事をしていると鹿児島でも中々の顔な人です。
僕は勉強会でご一緒させて頂き、いやーすごい会社だな−、むっちゃ若いのに色々やってて感心するわ−と思っていました(小並感)。


正直干物とか僕も日常生活で食べる機会とか殆ど無くて。
煙も出るし、1人だと焼くのが面倒くさいんです。
親が丸干し好きで良く朝ごはんとかに出てきたりしたので、味は好きなんですよ。
ご飯にもいいし、お酒のアテにもピッタリだし。

 

で、そんな干物から遠ざかってしまってる僕らより下の世代に向けて開発されたのが、このウルメイワシの丸干しのオイル漬け「旅する丸干し」。
ウルメイワシの丸干しをオーブンで焼いたものをオイルに漬けている商品です。
これが旨い。
何より焼かなくていい!f:id:pero_pero:20150729142057j:plain

オイル漬けということでオイルサーディンやアンチョビのようなものを想像する人も居るかもしれませんが、食べてみてもらうとわかりますが、まごうことなき「丸干しのオイル漬け」です。
絶妙な焼き加減とオイル漬けによって、多少の柔らかさとしっとり感はありますが、オイルサーディンやアンチョビのような柔らかい感じではなく、ミチっとした焼き魚のしっかりとした食感があります。
とはいえもちろん硬いわけではなくほろっとほぐれ、干物の旨味と程よい塩気に外側のオリーブオイルの菜種油の上品なコクと香りが絡みます。
幾つかフレーバーが有るのですが、香りが強すぎるということはなく、あくまで丸干しが主役。
絶妙な焼き加減の丸干しの旨さをオイルで封じ込めた、という感じでしょうか。

 

僕は千葉出身で、子供の頃に食べていた丸干しはマイワシのでかいやつだったんだけど、下園薩男商店の丸干しはウルメイワシという小ぶりの品種。
しかも限られたシーズンの朝に取れたウルメイワシしか使わないそうです。
なぜかというと、朝に取れたイワシはお腹の中に何も残っていないので、丸干しにしてもワタが苦くないから。
なるほど、イワシの丸干ってワタがすごく苦いイメージがあったんだけど、そんな理由があったんですねぇ。

 

これは工場の中。
工場と言っても旅する丸干しの方は少し小さい作業部屋のような所で2〜3名で作っている模様(本業は丸干しの方ですからね)。
これは頭と尻尾を落とした丸干しを焼いて冷ましている所。

f:id:pero_pero:20150729110614j:plain

f:id:pero_pero:20150729110729j:plain

田園風景の中冷まされるイワシの丸干。

f:id:pero_pero:20150729111024j:plain

色々種類があります。
今後もうちょっとバリエーション増やしたいらしい。
これはカレー・ミックスビーンズ。
ほんのりとカレースパイスの香りがして、ひよこ豆とかが入ってます。
僕はこれが一番好き。

f:id:pero_pero:20150729142245j:plain

これは阿久根プレーン。
プレーンというだけあって一番シンプルな味。
ボンタンの仄かな香りがします。

f:id:pero_pero:20150729142309j:plain

これはドライトマトとガーリック。
パスタとかにすると一番合うかも。

f:id:pero_pero:20150729142322j:plain

こちらはオリーブとハーブ。
これもサラダとかにしても良さそうな味。

f:id:pero_pero:20150729142334j:plain

 

なんで「パスタにすると合うかも」とか「サラダにしても良さそうな味」なのかというのにはちょっと訳があります。
この取材があったのは実は少し前の事で。
商品4つもらってきて、こうやって写真をとったのですが、そのすぐ後が幸か不幸かお盆休みになってしまい。
夜DVDを見ようとビールを買ってきて、家にこんな物があったら…いかんでしょう!
そんな夜が3晩もあって、気がついたら無いわけです、丸干しが。
なんかパスタとかにすればよかったなとか思ったんですけど、無いんです。


ビールも僕はあまり飲まなくて、普段だったら350の1缶あればOKなんです。
でも気がついたら3缶空いていました。
そういう商品じゃないんです、たぶん。
おしゃれな商品なので、ちょっと何かに乗っけたり、ね、刻んでトマトとルッコラとかと混ぜて白ワインとかと合わせたり、とかそういう感じの商品だと思うんです。
ビールと一緒にがぶがぶとか、そういうんじゃない
夜にDVD見ながらとか、そういうんじゃない。
本当勉強会で合わせる顔がない。

 

正直色々料理に入れるよりもそのまま食べたほうが美味しいような気もします。
でも本当にそうなのかは無くなってしまった今となっては分かりません。
また今度どこかで買ってきて試してみるつもりです。
みなさんも是非試して下さい。
県外で売っているか分かりませんが、オンラインショップはあります。
とはいえビールのアテにするにはそこそこいいお値段なので鹿児島に行った人にお土産にねだる、と言うのもよいでしょう。

maruboshi.thebase.in

 

ちなみに下園薩男商店では従業員さんを探しているそうで、今回の取材はその取材だったのですが、商品自体については全然関係なかったのですが、とにかく丸干しが美味しすぎてビールが進みすぎたので、でもそれはこちらではかけないので…ということでこのブログを書いたのでした。

下園薩男商店 – GOOD WORK KAGOSHIMA | 鹿児島の「ひと」と「しごと」を結ぶ。

 

下園薩男商店さんは干物屋さんだけど、イタリアンのシェフだったりナイキジャパンの社員だった人などが入社してるとてもおもしろい会社なので、まだ東京で消耗してて鹿児島に来たいという人はいいかもしれませんね。

鹿児島市のコミュニティサイクル「かごりん」がお手軽便利であった

自転車を7〜8年所持していなくて、ちょっと遠くても車で出かける的な中性脂肪が嬉しがるような生活になっています。
学生時代はそれ以外に足が無いわけだからどこにでも自転車で行ってたんですが、人間は怠惰な方に流れるものですね。
で、最近鹿児島市内にコミュニティサイクルが出来まして。

kagorin.net


「便利だったら使いたいな−。」とは思いつつ、登録とか面倒くさそうだし、そもそも料金形態が結構高い感じだし使わなそう…と食わず嫌いを決め込んでいました。

 

登録がとても簡単だった

今日たまたま古巣のSOHO鹿児島に出かける機会があり、行きは市電で出かけたのですが、帰りにSOHO前にあるかごりんのポートをちょこっと見たらその場で会員登録できてすぐ乗れちゃうのに気がついて、これで帰ってみようかな?と言う事になりました。

晴れてて自転車日和です。

f:id:pero_pero:20150826112218j:plain

僕は登録するために何か書類を書いたり面倒な手続きがいるイメージだったのですが、このどこのポートでも簡単に利用が出来るらしいです。
鹿児島市はもっとお手軽感をPRすべきです。

f:id:pero_pero:20150826111350j:plain

貸出のボタンを押すと

f:id:pero_pero:20150826111429j:plain

携帯電話の番号を入れろと言われます。
番号を入力するとSMSでパスワードが送られてきます。
それを打ち込めば利用登録完了!簡単!

f:id:pero_pero:20150826111512j:plain

ご利用時間を聞かれます。

f:id:pero_pero:20150826111723j:plain

料金がちょっとわかりにくくて、ここでお金を払えば一日使い放題、というわけでなくて、基本料金200円が200円。
30分以内にポート(市内のポートどこに返してもOK)に返却すれば無料。
30分以上使うと30分毎に100円がかかります。
詳しくはこちらのページに書いてあります。
利用料金
つまり30分ごとにポートを乗り継げば一日中基本料金のみで使うことも可能ということです。
乗り方次第ではとってもコスパがいいですね?

 

料金の支払はクレジットカードと現金が使えます。
これも便利。

 

というわけで乗って帰りましょう。

f:id:pero_pero:20150826112048j:plain

 

7〜8年位ぶりに自転車に乗ったけど

乗ってから最近自転車の運転について色々規制が始まっていたのを思い出しました。
確か傘を持って走ったらいけなくて、歩道も基本運転しちゃいけなかったはず、一通もダメだったような気が…
などとうろ覚えでドキドキ。
やはり法改正のせいか沢山自転車マークが付いている歩道が増えてきた気がします。

f:id:pero_pero:20150826112800j:plainしかし実際に走ってみると「ここはどこを走ったらいいの?」的な場所もアリます。
大きな歩道の自転車マークを追いかけて走っていて、横断歩道を渡った先で突然自転車マークがなくなっているということもしばしば。
中央駅付近の歩道に結構少なくて。
ポートがあって、かごりんの自転車が多く通ると考えられる道には自転車マークがあったほうが嬉しいですよね。

 

まあそんな感じで中央駅前のポートに駐輪。
30分以内なのでもちろん無料。
なかなかいいっすね。

f:id:pero_pero:20150826114226j:plain

 

コスパは?

肝心要のコスパですが、どうですかね。
天文館に行くとかなら市電に乗るより安いので一日利用は結構使いそうです。
1ヶ月利用だと1000円なので、断然安い。
通勤用に使うとか全然ありだと思います。
僕は月に5回位は使いそうだなと思い、勢いで月利用を選んでしまいました。
使うかな。
月額利用を1年位使ったら普通に一台購入できる位コストが掛かりますが、整備とか盗難リスクなどを考えると自転車を持たない選択というのもありですよね。(あっ…ミニマリストだ)

 

ともかく意外に使いやすかったかごりん。
もっと鹿児島市は使いやすさをPRした方が良いと思います。
県外から来た人達のチョコっとした足にも使えそうですが、現在はかなり限定的なエリアなのが多少ネックかな。
とりあえず1ヶ月使ってみます。
みんなもじゃんじゃん使おう!

料理はコミュニケーションでありセックスのようでもある

なんだかメシマズについて盛り上がっているようだ。
そもそもメシマズって言葉は『人の不幸で飯が旨い』の対義語で、ネットとかで人の幸せそうな話をうっかり聞いてしまった時に吐く呪詛だと思っていたのだけど、最近はどうも額面通りの意味を取り戻しているらしい。

 

僕も何度かメシマズ家で食事をしたことがある。
その一回はカレーで、カレーなんてどう頑張ってもまずく作れないはずなのにどうやってこんなにまずいカレーが作れたのか逆にびっくりしてしまった。
しかも恐ろしいことに、その一家はそのカレーを美味しそうに食していたので二度びっくり。
まあ僕もご馳走になっていたわけなので、何も言えず完食したのだから同じなのかもしれない。


さて、僕も会社でご飯を作ってきて食べさせるのだけど、毎回やっぱり緊張感がある。
味見をして自分が旨いと感じる料理は、8割方他の人も美味しいと感じてもらえるとは信じているが、100%ストライクが決まっているとは思えない。
味の好みは様々。
元代表とN女史二人には相当色々食べさせてきたので、この辺りの味なら外してない、というのは大体わかって来てるけれども、それでもやはり毎回緊張する。

 

そんな感じだから、元代表とかが気軽に知り合いとかをメイキッシュランチに呼んでくるとヒヤヒヤする。
全く予備知識無しで相手にご飯を出すのは緊張を通り越してむちゃくちゃ怖い。
まるで目隠ししてキャッチャーミットにボールを投げ込むようなものだ。

 

料理を食べてもらうというのは一種のコミュニケーションである。
軽いジャブ(無難なスタンダードメニュー)から攻めていって、相手の様子を見ながらこういう味付けが好きなのか、こういう調理の方法が好きなのか、これはOKこれはダメ、みたいなものを少しづつ積み重ねながら定番メニューを作っていく。
で、ある程度好みの味がわかってきたら、たまにフックとかフェイントをかまして行く。
意外なメニューにものすごくいい反応したり、ああ、これはやっぱり冒険しすぎたかな、みたいなのがあったり、そんな感じでメニューの入れ替わりみたいなのを繰り返していって、少しづつ少しづつ味の信頼関係を作っていくわけだ。
80点以上の料理が大体9割くらいの確立で出すことができれば、まあ美味しいご飯が食べられるという評価がもらえるのではないだろうか。

 

んで、すごく前説が長くなったけど、この料理のコミュニケーション部分がすっ飛ばされがちなのがいわゆるメシマズの根本的な原因なのではないかと思っている。
なんというか、他の部分の信頼関係と、料理の部分の信頼関係は混同してはいけないのではないか。
少々味がおかしくても信頼関係があれば受け止めてもらえる、というのは大きな間違い。
愛は幾多の苦難は乗り越えられるけれども、味覚という壁は乗り越えられないというのが僕の考えだ。

 

思うに飯がまずいということは枝葉の部分で、食に対するスタンスがズレている事が根本的な問題なのだと思う。
メシマズはDisりやすくチャカしやすい問題だから色々表面化しやすい。
けれども『すごく美味しい料理を毎日出してるのにパートナーはあまり食に対して興味が無い』って問題抱えてる人達もいるだろう。
逆に『メシマズ一家だから毎日外食!』って一家でスタンスが揃っていればそれなりに食のコミュニケーションに関してはヘルシーだと思う(身体的にヘルシーなのかどうかは別として)。
このように、食へのスタンスのズレが様々な問題を生み出し、その一つがいわゆるメシマズと呼ばれている問題(?)なのだと思う。

 

以前、キッチンのイニシアティブについて書いたことがあって、

pero-pero.hatenablog.com

キッチンて人間の3大欲を満たす場所なので、それなりに面倒くさい場所だと思います。」というわけで、やっぱり食の問題はものすごく面倒なんだと思う。
一日3食何気なく食べてるから無意識になってしまってるけど、根本的でかつ人間の人間らしい部分の一つである食の問題は大きい。
セックスの不一致で不仲になる人もいるわけだから、当然食への価値観の不一致だって同じくらい大きい問題だ。
また、食環境はそれぞれの家庭環境とかが反映されているため、自分の思ったことを相手に言いにくいところもセックスと同じなのかもしれない。
ホワイトボードでセックスの採点をするトピシュ家よろしく、定期的に食に対する忌憚なき意見をお互いに確かめ合うことが豊かな食生活を送るコツなのではないだろうか、これは独り身の僕からの提案です。

 

そんな訳で、僕は人と話す時に、その人の食生活を色々聞く事が多い。
好き嫌いはもちろん、普段料理をするか、子供の頃はどんなものを食べることが多かったかとか、実家で出てくる料理はどんなものだったか、それはどうやって作ってたか、両親はどちらが料理をしていたか、家の秘伝のレシピはあるか、等など。
その人がどんな物を食べてきたかというのは、次にその人へどんな料理を出すのか大きなヒントになるわけで、というのは言い訳で本当は目的はその家の秘伝レシピを聞き出すことだけれども。

 

ああ、長いことセックスしていないなぁ。

そうだにゃんこをUPしよう2015夏

実家がホームページ作れと言ってきたので写真を撮影してきた。
ついでに猫の写真も撮ったよ。

 

この頃のすさんだ雰囲気とは打って変わって全然だらしない感じに…。
熱で溶けてます。

f:id:pero_pero:20150814175201j:plain

f:id:pero_pero:20150814175412j:plain

見よこのだらしない表情…。

f:id:pero_pero:20150814175600j:plain

 

んでこれは次の日。
やっぱり溶けてる。

f:id:pero_pero:20150815100905j:plain

f:id:pero_pero:20150815101012j:plain

にゃむにゃむ

会社法人化にあたり代表取締役になりました。

f:id:pero_pero:20130323125330j:plain

パチパチパチ
…本当にめでたかったかどうかは1年後にわかります。

 

 

そんな訳でブログを書いている人は誰だお前系退職入社エントリ書かないといけないらしいので、別に入退社ではないですが抱負とか書きましょう書きましょう。

■会社の利益拡大
すごく儲かりたい(切実)。

 

■福利厚生充実
残業ゼロなんだけど、もうちょっと給料とか手当とかその辺UPしたいし、ていうか同僚増やしてあげたい。

 

■面白い事したい
余力がないと出来んけね。

 

■健康に気をつける
健康まじ大切。
20年くらいは(その前に承継するべきやけど)死なない。
まずはビールとか適度に断って適度に運動して食べ過ぎないようにしようと思う。

 

 

そんな感じです。
今経営の勉強会とか行ってるけど、参加してる他の会社の規模がでかすぎワロタ…
ピンチになったらアフェリエイトで頑張ります!

セッション見てみんな血豆から血が噴き出るくらい練習するべき

昨日はせっかくの連休前だし映画でも見よう!と思い、鹿児島でようやく上映されたセッションを見てきました。
僕は結構事前のレビューとか読んでから映画に行く方なのですが、この映画は中々賛否両論あったらしく、さて実際に見てどんな感想になるのやら、ととても楽しみでありました。

 

感想:ずるい

見る前から「ラストの9分19秒は凄い!」みたいな評判でしたが、本当にすごい。
というかこれはズルいです。
ストーリー自体はベッタベタでドストレート、複雑な筋は無くてトレーラーにほぼすべての内容が詰まっちゃってるから先の先まで読めてしまいます。
でもこれはストーリーを楽しむ映画じゃないので問題ないし、役者のエネルギーと音楽のパワー、演奏シーンのリズミカルで小気味良い編集で心は完全に持って行かれてしまいます。
そう、最後だけでなくてすべての演奏中のシーンがションベン漏らしそうに素晴らしい。
もちろん監督が元々ドラム奏者だったというのと、ドラムが主人公の映画なのでドラム中心に撮られているわけだけど、キメの部分に合わせて1秒も無い短いヌキをポンポン放り込んできたりして、その度にこっちは大事な部分(どこ?)が痺れるわけです。
他のシーンがそんな感じだから、最後の9分19秒はそれこそもうやりたい放題。
最後の曲につながるフリから「あ、もうこれはそうなるでしょ、そうなるでしょ、ほら、ほら、ほら、キターーーーーーー!!!」という甘咬みからのつねりあげみたいな盛り上げ方されてるので、もう僕は椅子に沈み込みそうになりながら「ズルいッズルいよぉ…」とニヤニヤメロメロでした。

この最後のシーンは全部絵コンテ書いてたそうだけどどんな絵コンテ使ってたんでしょう。
見たい!

 

感想:女の子が悲惨

一つ感想として思ったのは女の子の扱いが悲惨。
スクリーンの上でもそこそこひどい扱いなんですけど、役として「え、この子必要なの?」という感じで可哀想。
そもそもこの話自体が鬼教官と弟子の共依存ラブストーリーなので、女の子は要らないんですね。
でもやっぱり映画に若い女の子出てこないと良くないよね、みたいな感じなのかどうかわからないですけど、とにかく出してみたけど伏線としてふくらませる気もなく、みたいな扱いで本当に惨めです。
まあご都合主義みたいなラストだったらそれはそれでぶちきれると思うけど。

楽経験者は見てトラウマを思い出そう

いやー、僕も高校・大学と打楽器やっていましたが、楽器を練習している時のヒリヒリ感思い出しますね!
高校時代は、地元でその筋ではそこそこ有名な学校でして、まあ怒鳴られたりはしなかったけど、合奏で楽譜追えなくなって顔面蒼白とか、「下手なので上手い人と代わって」みたいな挫折感とか、本番で大失敗とか、ああああああなんかこれ書きながらも色々思い出してきましたがあああああああ

 

ちなみにドラム練習しながら流血し過ぎだろというレビューもどこかで見かけましたが、確かにまじめに練習すると血豆がデキて、そこから血が出てきます。
夏休みとか一年生は合奏に参加できないので、一日中木の板を叩いているので、まじめに練習している人順にマメ作って流血していました。※僕は真面目でなかったのでデキたことないです
ちなみにマメが出来るのは変に力が入っているからで、ちゃんと叩けるとマメが出来ないとかも言われるのですごく不条理です。
音楽の道はとかく不条理な事を言われることが多いらしく、この映画はそういう意味でもよくデキているのではないでしょうか。

 

まあそんな感じで楽器経験者も今もやっている人も、トラウマ確認のために見てみると良いと思います。

 

音楽を志す人は見るべき、小学生から見せるべき

とかく音楽の道は険しく遠い道のりです。
針のむしろ灼熱地獄の道を見ておけば、険しい山道も平らな平原に感じるかもしれません。
音楽を志す人は一刻もはやくこの映画を見て、これが普通であると認識し、今の自分が生ぬるい環境だと感じたらすぐ練習に取り組みましょう。
とりあえず彼氏彼女はすぐに振って下さい。

 

また子供が音楽をやりたい、楽器を演奏したい、と言い出したらまずこれを見せましょう。
音楽を生半可な気持ちで始めるな、始めたら最後スポットライトか死かどちらかだ、お前にその覚悟はあるのかと問いかけ、子供が涙ぐみながらも首を縦に振ったら楽器を買い与え、子どもために最高の環境を整えましょう。
貴方はその子供が楽器を続けるために死ぬ覚悟で働くのです。

 

…実際の所このDVD買って、教え子に見せたりする音楽の先生は続出しそうな気がします。(いいのか?

 

実際どうなの

僕は大学以降楽器に触っていないし、ジャズ界隈についてはほとんど知りません。
実は昨日はジャズサックス奏者のやとーさんと行ったのですが、実際どうなのかというと、

 

 

…あるあるらしいです!!

 

 

みなさんもぜひぜひセッションを見て練習しましょう。