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pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

あなたの家に伝わる秘伝メニューは何だ

うちの会社はランチを一緒に食べるという戒律があって、まあそれを決めた代表はあちこち出て行ったりするので、僕とK女史の二人で食べることが多い。
で、K女史は23,4のうら若き乙女なので話す会話がない。
無難な話は食べ物か猫の話だけである。

そんなわけで今日はふと思いついてN女史の家に「他の家では出ないようなオリジナルメニュー的なものが有るかどうか(僕はよくこういう答えにくい質問をしてしまう)」を聞いてみた。
「え…そんなに…普通だと思いますけど…」
と首をひねるN女史。
しかし僕は以前、N家では茶碗蒸しが時々食卓に登るという話を聞いている。
茶碗蒸しはああ見えて結構面倒くさいので、茶碗蒸しが食卓に登る家は、きちんと手の込んだ料理が出てくる確立が高いはず。
おそらく本人がそれと気が付かずに食べているのである。
しかし一向にそれらしいメニューの気配が見えない。


「ぬか床とかある?」
「昔はありました。」
「クリスマスに家できちんとローストチキンを焼く系?」
「いいえ…唐揚げが出ます(笑」
「あー、どっちかというと和食系のきっちりした物が出てくる感じなのかな…」
「うーん(笑)どうなんですかね…」
「餃子は?餃子は家で包む?」
「はい、家で作ります。」
(うーむ…ちゃんと家で餃子包むお母さんは色々特殊なレシピを知ってそうなんだけどなぁ…。)
まあ変わった料理は作らないものの、しっかり手の込んだ料理を作る系の家庭だったか…。
やや落胆しながらあまり期待せずに餃子の作り方を突っ込んでみる。
「餃子はどんな感じのなの?」
「ちょっと大きめですね…」
「!?」
「祖父が満州にいた頃に教わった現地の…」
「ちょwwwwそれそれwwwそういうのwww」

何たることだ。
N家では至って普通の餃子が満州の地元の人から教わったレシピの餃子だったのである。
これこれ。
自分のウチで普通に出てくるものは他の家から見たら特別なものであってもそうとは気が付かないのである。恐るべし家庭という名の鎖国文化!
「ぎょ、餃子の中身は!本場の餃子の中身は!?」
「ふ、普通です」
「いやいや」
「たぶん普通に」
「野菜と肉が?」
「は、はい…。」
「焼き方は?どんな感じで焼くの?」
「いえ、あの蒸して…」
「蒸すーーーーーーーーー!?蒸し餃子!!??全然普通じゃないじゃん!!」
「あはは…」
「え、蒸すってことは皮とかも?」
「ええ…」
「お母さんが?」
「ちょっと厚い感じに」
「餃子を皮から作るのは結構『ヤッテル系』のお母様だよ…!」

いやぁ、とんでもない物を隠し持ってやがりました…。
否定していましたがこの感じだとマダマダ色々秘伝レシピを持っているのではないでしょうか。
そんな感じで、実家のレシピというのは他の家からするとまったくの異文化だったりするわけで、ジャンジャン公開して共有してもらいたいものです。
N女史にはお母様から満州餃子のレシピを盗んでくるように言い含めているのですが、多分してくれないだろうなぁ。