竹添星児さんの個展に行ってきた
鹿児島で活躍中のイラストレーター、竹添星児さんが初めての個展をやっているということで、見に行ってきました。
場所は薩摩川内市ののせ菓楽に併設されているU1スペースというところで、カフェ兼ギャラリーになっていて、鹿児島のイラストレーターさんがここで度々個展やグループ展を開いています。
竹添星児 Takezoe Seiji, illustrator
竹添さんとはTwitterとかで仲良くなって、アートマーケットとかグループ展なんかを見させてもらっていました。
昨年は同じデザイン系の講演等に通っていたことも有り顔を合わせる機会が多かった気がします。
今回は個展ということで、昔の絵なども展示されていて、とても面白かったです。
竹添さんはふんわりとしたタッチのデジタルイラスト(こんなのとか、こんなのとか)を描かれてて、僕もそのイメージが強かったのですが、昔のイラストは結構キャラが立ってる感じのポップなタッチで。
これとか今のタッチとはぜんぜん違う。
見に行った時間がちょうどお客さんとお客さんの間で、色々タッチの移り変わりについてのお話しが聞けて面白かったです。
イラストレーターってなかなか仕事とアートとの境目を分けるのが難しい仕事だと思うんですよね。
より多くの人に名前を知ってもらうためには、いわゆるアーティスティックな取り組みをして行かないといけないんですけど、逆にお客さんからのお仕事っていうのは注文仕事が多かったりするので、お客さんの要望にある程度応えていかないと行けない訳で。
竹添さんと以前から話してて感心するのは、こういう境目をすごく上手に分けてるなーということです。
お客さんからのニーズが多いタッチに寄せながら、その中で出来る表現を広げ、さらに将来的にこういう表現でもお仕事が来たらいいなーというような攻めた表現での可能性も模索しているという、遊びしろのとりかたが上手いなーと思いました。
分野が違うけれど僕にはちょっと真似できない。
左の跳び箱は手描きだそう。
手描きはちょっと苦手だと言っていたw
竹添さんとても真面目でユーモアがあって素敵な男性なので僕は大好き。
たくさん話せて楽しかったです。
あ、「初対面の人と話すの苦手なんですよ~」と言ってたけど、絶対人と話すの大好きなんじゃないかなーと思ってます。