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pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

心に澱のように貯まる嘘

周知をしているわけじゃないけれども、うちは結構飛び込み営業にやさしい会社ということでたまにどうでも良い営業の人(とにかくどこか回って営業トークしたことにしたい人ね)が立ち寄りに来る。
今日も1ヶ月ほど前に来たことがある人がふらっと立ち寄った。
彼は営業とは程遠いどうでも良い話を10分ばかりして(ホント何しにきたんだろう)「んじゃ、また近くに来た時によります!」と出て行こうとして、ふと思い出したように「あ、アレ聞いてもらえました?」と、入り口付近のパソコンでwebページと格闘しているK女史に話しかけた。


アレ、とはどうやら先日もらったCDのことらしい。
彼は趣味で音楽をしており、仲間と一緒にレコーディングしたCDを持ち歩いていて、先日来た時に僕とK女史に渡して帰ったのだ。
僕はそこそこ律儀な方だからきちんとひと通り聞いていた。
しかしK女史はおそらく、いや絶対聞いていない。そういう人なのである。*1

どう答えるのだろうか。おそらく正直なK女史のことだから「あ、そういえばまだ聞いてませんでした。今度はちゃんと聞いておきますね。」と答えるのだろう。
興味津々で見ていると彼女は顔色一つ変えずに
「あ、聞きましたよ。凄く良かったです」
さらりと答えやがったのである。
いや僕と代表の間では真面目で嘘をつけないK女史という評価だったのだけれど、こんなにもサクッと嘘をつかれるのを見るとおじさんビビっちゃうよね。
人間誰も信じたらいけないね。*2

 

そんな人間不信な毎日だけれど、僕も結構嘘つきで。
最近はそうでもないんだけど、一昔前は嘘を付くのが当たり前という感じだった。
当たり前というか嘘をついても罪悪感が沸かない。
だから嘘をついても平気だと思っていた。

 

嘘をつくとどんな些細な事でもそれは心のなかで澱のように溜まっていって、気が付かないうちに気持ちがどんどん濁っていく。
「小さな嘘でも積み重なっていくとそれがどんどん心の中の負担になっていくんだよ」
とある人に指摘されたことがあった。
昔は本当にバカな人間だったから、何をバカなことを言ってるんだろう、嘘をついても平気な人もいるんだよ、とたかをくくっていた。
結局、嘘は他人だけでなくて自分も傷つけていると気づいたのは数年前である。

 

とはいえ、とはいえ。
傷つくと分かっていても、心に澱が貯まると知っていても僕は嘘をつく。
できるだけ嘘のない人生を送りたいと思っているのだが、やはりどこかで必ず嘘をついてしまう。
でもこれが多分正常だし、みんなが嘘をつくから世界は正常に回るんだろう。仕方ないよね。

 

というわけで今日も僕はこの瞳で嘘をつく。←どうシメていいかよく分からなかったので

*1:後ほど確認したがやはり聞いていなかった

*2:ちなみにこのエピソードは色々な人の名誉に考慮して実際の出来事を元に脚色してあります、念のため