はてなブログを毎日書いていたら10Kg痩せました!

pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

火山灰とともに暮らす7つのコツ

今回の御嶽山の噴火は戦後最悪の犠牲者が出てしまい、改めて火山の持つエネルギーの大きさを思い知らされました。
また、噴煙が1万メートルを越し、各地に降灰などの影響も出ているようです。
ところでニュースなどでは、火山灰の悪影響が色々言われているようです。
確かに農作物などは商品として出しにくい、洗浄などの一手間が増える、などの影響が考えられます。
健康被害とかも色々あるみたいになってますが、桜島周辺の僕らはそこそこ元気ですのでそこまで心配しなくてもいいんじゃないでしょうか。
とはいえ火山灰と一緒に過ごすにはちょっぴりコツがいります。
御嶽山の近隣の皆様は火山灰とこれからしばらくお付き合いする事となると思いますので、そのちょっとしたコツを押さえて過ごして頂ければと思います。

 桜島と御嶽山の状況の違い

距離的なことから言うと、鹿児島市は桜島の中心辺りから10Kmほどの距離にあります。
桜島・鹿児島市の位置関係

御嶽山裾野の位置関係

ただ、御嶽山の標高は3067m、桜島は1117mということと、今回の噴煙がかなり高く上がっている事から、火山灰の降っている範囲はかなり広範囲になっているようです。

また、火山の溶岩の質などもあり、桜島の火山灰対策がそのまま当てはまらないこともあるかと思います。
僕は報道などを見て火山灰が鹿児島市内よりも粒子が細かい印象を受けました。
コレは降っている場所が火口からかなり遠かったからかもしれませんが。

 

1:車に降った灰をどうするか

これが一番厄介、かつ面倒くさい問題ですね。
とりあえずワイパーや直接洗車機に突っ込むのは厳禁。
ブロアーで火山灰を吹き飛ばし、大量の水で灰を丁寧に洗い流し、その後きちんと洗車する。
…というのがベストなのですが、中々そうも行きません。
忙しい人は高圧スプレーのあるコイン洗車場で、洗車の前に念入りに水洗いをするのが関の山ではないでしょうか。
時間がかかる上に、火山が定期的に噴火すると丹念に洗った翌日にまた火山灰が降るというようなことがザラですので、洗車が好きな人は良いですが、そこまで好きでない人はガソリンスタンドの方にお任せしてコーヒーでも飲んでいたほうが精神衛生上良さそうです。


また、駐車スペースが自宅敷地内でない場合や、出先などで急に灰が降ってきた時も困ります。

フロントガラスに灰が積もってしまうと、ワイパーがかけられないので、洗車場まで前が見えない状態で行かないといけません。
…というわけで今後灰が常に降る事が予想できる場所では、車にフロントガラスの灰を除去するアイテムを入れておく事をオススメします。


エアダスターもオススメなのですが、個人的にはペットボトルの加圧式スプレーをオススメしたいです。
エアダスターだと一生懸命スプレーしても窓全体を綺麗にするのは中々大変なのですが、加圧式スプレーならかなり早い。
とりあえず水でフロントガラスの灰だけ洗い落としてから洗車場に駆け込む、というのがベストな気がします。

とはいえミラー周りとか細かい部分に入り込んでる時に活躍するエアダスターも必須といえば必須。

ただですね、元も子もないけど命>車なのでなにもない時に灰にふられた時は諦めてワイパー使っちゃいましょう。
高速に乗って80kmほど出して天然ブロアーで灰を吹き飛ばすという裏技もありますが危険なのでフロントガラスだけは綺麗にしておきましょう。

まあ半年もすると車の塗装を守りたいというような執着もなくなり心安らかになると思います…。

2:メガネ・コンタクトレンズ

コンタクトレンズの方はあきらめて下さい。
…ということはなく、鹿児島の人もコンタクトレンズを常用しているのでまあ大丈夫だと思います。※僕はコンタクトつけたことがないのだけど
とはいえハード系のコンタクトは降灰が多い時は地獄のようです。
痛いと思ったら即効外しましょう。
というわけでこれは予想なのだけど、いつ灰が降っても外して惜しくないようにワンウイーク物のコンタクトよりもワンデイ系のコンタクトのほうが良さそうな気がするけどそこら辺どうなのかな。
ともあれメガネは常に携帯しておいたほうがいいですね。

 

メガネについてはガラスよりもはるかに傷つきやすいため、こちらは絶対にメガネ拭きなど使ってはいけません!
大げさな話ここ最近僕はメガネ拭きを使ったことがありません。
絶対に水洗いです。
メガネ拭きにもいつどこで灰が付いているかわからないので、絶対に灰がついていないというところに閉まってあるメガネ拭きで拭きましょう。
これはメガネの取り扱いではふつうのコトらしいのですが、降灰地域はこれを厳守しないとメガネがガビガビになっちゃいます!

3:灰のお掃除

これも結構難しいんだわ。

理想は『灰が飛ばないように湿らせたものをしゃべるなどですくい取る』なんだけど、理想的に灰を湿らせるということがまず難しい。
水が多ければドロみたいになって取りにくくなっちゃうし。
かと言って全部水で流しちゃうと下水が詰まっちゃう。
雨上がりで少し湿ってる時に取るのがベストなんだろうけど都合よく雨ふらないし。
これはもうしょうがないけど、ちょっとのホコリはあきらめてマスクしてざざっと掃いちゃうしか無いと思うのよね。
勿論飛び散らないように優しく掃くんですけど。
いや、正直毎朝ご丁寧にお掃除してらんないんすわ!

元気がいい時はこんな状況ですし!
こんな状況ですし!

 

掃除した後の灰をどうするかですが、鹿児島はきちんと集めて捨てる場所があります。
恐らく御嶽山付近でも自治体から指示が出ると思うのでそれに従って捨てましょう(何のアドバイスにもなっていない)。
灰はサラサラして砂のようですが、火山ガスの物質などが付着しているので、植物などに悪影響が出るかもしれないのでむやみに庭にまいたりしないほうがよいかもですね。
とはいえ街路樹や雑木林が立派に育っているので気にしなくても大丈夫だとは思いますが。

4:お洗濯物とか

鹿児島では桜島上空と霧島上空の風向きを天気予報できっちりやります。
基本的に冬は風向きが反対方向、春から秋にかけては市内方面に向くことが多いので、その時期はお洗濯物が外に干せません。
布団も勿論干せません。
まあ噴火したら取り込むとかでもいいんですけど、噴火したら15分位でこっちにやってきますからね。干したまま家を開けるとか怖くてできません。
御嶽山付近で風向きとかを天気予報でやるかどうかわかりませんが、ローカル局ではぜひ検討して欲しいですね。
これから冬にかけて北風が多くなると思うので、吹き下ろし方向の町の方々はあきらめて室内干しで乾く工夫をしましょう。

 

ニュースでもやっていましたが、火山灰の降る地域では名物灰雨というものも降ります。
火山灰は服に付いても叩けばまあ大丈夫ですが、灰雨は衣服に染み込むので厄介です。
傘をさしましょう。

5:灰の健康被害について

降灰で深刻な健康被害があったら鹿児島県民は全滅してしまうわけですが、やはり灰には硫黄を始めとして普通の砂には含まれないような成分が含まれています。
むやみに吸引しないに越したことはありません。
とはいえ僕は噴火してもマスクとか着用したこと無いんですけどね。
どちらかと言うと花粉の時期のほうがマスク着用者は多い気がします。

あと灰雨は頭皮にダメージを与えるという都市伝説があります。
硫黄やその他成分が溶け込んだ雨なので、まあ当たらないに越したことはありませんね。

6:ベストな掃除や洗車のタイミング

こっちが教えて欲しいです。

7:その他注意すること

●降った日の翌日も注意
降った灰が風で舞って降った日よりもうざい時があります

●滑りやすい
石畳などの上に薄く積もった火山灰はコロの原理で滑りやすいです。車も同じく。

●鬼畜に見える
デート中に女の子がコンタクトが痛くて目を抑えていて、傍から見ると泣かせているように見える事があります。

●窓はきっちり閉めよう
帰ったら家がざらついてると言う恐怖

●鼻毛が伸びる
関東にいた頃よりも鼻毛が伸びやすい気がするのですが。
鼻毛はマメに切ろう。

終わりに:灰と共に生きる

いかがでしたか?
「アドバイスというけれども若干投げやりなところがある…」
そうです!
ぶっちゃけ半分諦めるしか無いんです!
コツは「半分諦める」です!
灰の降る生活を受け入れましょう!
開き直りましょう!

鹿児島人の開き直りを見てみよう

スポ灰

桜島のお膝元垂水では風向きの関係でモロに灰が積もることがあります。
あまりにも降るので垂水の人達は血迷って、灰の除去作業をスポーツと思って頑張ろう!というイベントにしてしまいました。


第1回スポーツ灰採り「スポ灰!」 - YouTube

みんな海岸の砂を掘ってるみたいに見えるだろ、これ全部灰なんだぜ…。

火山灰の缶詰

火山灰を缶詰にして売ってます。


最高にハイってやつだ! 桜島の灰の缶詰「ハイ!どうぞ!!」ゲットしてみた - ねとらぼ

開けてしまうと本当にどうしようもない。

火山灰とアートを絡める

ハイセンスと灰センスをかけちゃうセンスをどう評価するかは皆様の判断にお任せしますが、克灰袋で服を作ったり、灰でアートしたり、もうこれは開き直ってるとしか言い用がない。

火山byアートproject「灰SENSE」 | Facebook

いかがでしょうか。
こんなかんじで桜島周辺の人達は灰のある生活を受け入れています。
御嶽山の噴火はまだしばらくは続くようですので、周辺地域の方々はなるべく早く火山灰のある生活に慣れますようお祈りしています。


あ、本当は慣れないうちに灰が止むのがベストですね。

 

追記

そーきさんから言及もらいました!
こちらにも自転車走行時の注意・お部屋のお掃除・など灰についてのノウハウが載っています!ぜひぜひ一読を!(僕のよりきちんとしてますw)


火山灰とともに生活するには - (´・ω・`)まったりいこうぜ