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pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

もう匿名には戻れない

ふとTwitterに本名晒し始めたのはいつだったろうかと気になってツイログを遡ってみたが、どうやらツイログを開始した2010年4月14日時点ではもう本名を出していた。
昔のブログで2009年の9月辺りに自分の会社の事を書いたりしているので、個人情報をばらまき始めたのも同じ時期くらいだろうと思う。

 

確か周りで実名使い出す人たちが増えてきて、なんかノリで僕も出しちゃおうみたいな感じだったはず。
また、その頃からオフ会などで地元の人とあったりすることが多くなってきたのも原因の一つだったと思う。
とはいえそれまでは2ch中心の匿名ネット文化に慣れていので、ほんの一瞬ためらった記憶がある。

 

そんな訳で名前を本名にして公開ボタンを押して「ああ、コレでもう匿名には戻れないな」と思った。
Twitterで名前を出すということは、僕のTwitterのアカウントに紐付いている全てのアカウントに木村晃之という名前が紐ついたということだ。
一旦名前が紐つくと、全てのサービスのログを消去するのはほぼほぼ不可能になる。
もはや匿名のperoperoperoに戻ることはできないのだ。

 

そればかりではない。
僕はTwitterやらそれに紐ついた様々なサービスで文章や写真を撒き散らしている。
なので、全く新しいアカウントを作って匿名のキャラクターを作っても、怪しいと睨まれたら文章や写真などの類似点から特定される可能性もある。
僕もネット界隈の特定能力の恐ろしさは知っている。
もちろん、本当に注意深く丹念に新しいアカウントを管理する事が出来れば、もしかしたらバレること無く匿名の生活に戻ることもできるかもしれない。
しかし部屋中に指紋や髪の毛を撒き散らした後に、全ての痕跡を消し去るのは相当なエネルギーがいる。
他の人は分からないが、僕にはそんないつまでも続く綱渡りのような事は到底不可能だと感じた。

 

匿名を捨てて、もちろん得たものも多い。
僕は元来人見知りなのだが、ネットで匿名を捨てることで多くの人と知り合うことができた。
また、実名が常にそばにあることがリミッターになっている事も良かったことの一つだろう。
ネットはついつい強い言葉を使ってしまいがちだけれども、ガソリンタンクを常に担いで歩くことで、過激な言葉を避けるようになったような気がする。

 

さて、なんでこんなことを書こうと思ったかというと、この記事を読んだから。

www.publickey1.jp

ハゲ子さんが本で、文章の雰囲気とともに助詞やらなんやらの使い方などを細かく分析することで匿名の人を特定する、というようなことを書いていた。
僕は最新の人工知能については詳しくないのだけど、ディープラーニングはおそらくこういうのが得意なのではないだろうか。
大量のブログのログを分析し、その人の文章の特徴を捉え、ネットの中からその人が書いた文章を見つけ出す、といったプログラムは簡単に作れそうだ。
おそらく、余計なノイズに邪魔されない分、人間よりも制度が高く特定できるだろう。
ディープラーニングがより身近になればなるほど、こういうツールを個人が気軽に作れるようになるということで、一旦名前を出して文章を書いた人の匿名性が殆ど無くなるという時代がすぐそこに迫っている。


匿名の楽園が崩壊するのは間近…。
〇〇氏の正体が99%の精度で確定される日はもうすぐです。

※〇〇には貴方が特定してもらいたい正体不明アカウントの名前を入れてくださいね!