はてなブログを毎日書いていたら10Kg痩せました!

pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

関東ローム層と厚底ブーツ

高校の頃まで千葉県に住んでいた。
小学校の頃、近所の崖でよく遊んでいた。
崖には赤茶けた土の層があって、中学校の頃だったか、その赤茶けた土は富士山の噴火の名残「関東ローム層」だと教わった。
富士山が噴火した火山灰!
天気の良い日は小学校の4階の窓からはるか遠くに富士山が見えることがあったが、あんな遠くから火山灰が飛んでくるとは想像できなかった。富士山すげぇなぁ。
ちなみに関東ローム層は九州の人には知名度あるのだろうか。
やっぱり南九州は特に関東ロームよりもシラス台地のほうが人気があるような気がする。(人気という視点もおかしいかもしれないけど)

 

さて話は変わって厚底ブーツである。
Wikipediaによると最近の厚底ブーツのブームは1990年代後半である。
ブームの立役者は安室奈美恵さんとのことで、いや懐かしい。
しかしこの厚底ブーツブームはすごかった。
猫も杓子も厚底ブーツ靴底が厚くなければ人にあらず、そんな風潮もあった。※いや、厚底ブーツのスタイルがすごかったため記憶が補正されている可能性もある
どのくらい売れたのかちょっと調べてみようと思ったけれど面倒くさくなってやめた。
意外にまあ普通のヒット商品程度の売れ行きだった可能性もある。

さてどんなファッションブームも2年もすればすっかり落ち着いてしまう。
あれほど猛威を振るった厚底ブーツもしばらくすればさがすほうが難しいくらいであった。
ブームが去るとそれを履くことすら恥ずかしくなるというのが悪しきファッションブームというしきたりで、かくして各地の埋立処分場には大量の厚底ブーツが眠ることになるのである。

 

お分かりだろうか、各地の埋め立て処分場にはファッションの移り変わりごとにちいさな地層ができているのである。
僕の住んでいた近所には、古代人が食べた貝を捨てた貝塚なるものがあったが、これはまさに現代の貝塚だ!
ミニスカの層があり、ボディコン層があり、厚底ブーツ層があり…。

 

環境問題はさておき、そんな層が少しづつ作られている事を考えるとチョットしたロマンだ。
今から何千年もたったある日、文明が一旦滅び、また栄え始めた頃。
僕らの遠い遠い子孫の考古学者たちが最終処分場を発掘するのだ。

 

「ほら君、ちょっと来てみたまえ。これをなんだと思う?」
「靴…ですかね。」
「そう、靴だ。」
「だいぶ底が厚いですね。なんでこんなものを履いて歩いたんだろう?」
「当時のファッションという風習のせいらしい」
「ファッション?」
「どうも昔の人達は服の形や色を毎年変えて楽しんでいたらしいんだ。」
「なんでまたそんな不効率なことを?」
「さあ、検討もつかないな・・・。」