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はてな匿名ダイアリーの削除とアカウント凍結基準について質問をしてみた

9月4日からはてな匿名ダイアリーで新しい削除の対応方針が導入されましたね。


はてな匿名ダイアリーへの投稿に関する削除の対応方針を追加しました - Hatelabo Developer Blog


これは


言及された当事者から削除の申し立てがあった場合、発信者への意見照会を経ずに削除を行う

というかなり踏み込んだ基準で、かつ悪質なユーザーに対しては

はてラボおよびはてな全体のサービス利用停止措置などの対象とし、別のアカウントを取得しての再利用もお断りします。

というアカウント凍結も行うということでした。
増田の無法地帯っぷりにうんざりするユーザーは両手を挙げて歓迎、むしろ遅かったの声でていましたが、一部ユーザーからは増田の自由さを失うのではないかという意見もあったようです。
個人的に対応方針について幾つか疑問点があったのではてなサポートの方へ質問したところ、丁寧に回答を頂きましたのでシェアしておきますね。

 

質問はいくつかあったのですが、おおまかにまとめると2つです。

  • 言及された当事者より削除の申立があった場合について、内容について運営は一切関知せずに削除しているのか?
  • 削除された後、アカウント凍結などの措置もあるとのことだが基準はあるのか。内容を感知していなければ、どのような基準で行うのか。

つまり、言及された側がまとめて一律削除依頼を行った場合、話の内容にかかわらず削除される可能性もあり、この場合議論に参加しているだけのつもりだったのにアカウント凍結される可能性があるのでは?という疑問です。

 

内容については特に関知せずに削除される

以下はてなからのメール引用です。*1

投稿した側にとっては好意的な内容として投稿された場合も、自身が特定できない人物から何らかの論評を受けること自体を望ましくないと感じる方もおられますし、嫌味やあてこすりとして受け取る方もおられます。

一方、批判的な内容であっても、言及される側や公にした投稿内容や行動に何らかの問題点がありそれを指摘している場合、そもそも論評の範囲であるとも考えられます。 
弊社が記事の内容によって削除の可否を判断することはできませんので、あくまで言及された当事者の意向に沿い、一律に対応をしています。

この辺りは対応方針では『発信者への意見照会を経ずに』と表現されていましたが、運営の方でも内容は感知しない、ということですね。
削除依頼が来て、本人への言及であるということが認められればサクッと削除されるということです。
本人idの無い投稿でもトラックバックなどで本人への言及であるということが認められれば削除されるようです。*2


削除依頼を受けての削除対象となったことのみで利用停止の対象にはならない

以下、削除基準についての回答です。

 

ただ、言及された本人が掲載を望んでいないことを知りつつ、さらに投稿を継続された場合、利用停止対象となる場合があります。具体的には下記のような事例が挙げられます。

  ・削除対象となった記事を再度掲載した場合
  ・削除対象となった記事と表現は異なるものの同様の内容を再度掲載した場合
  ・削除対象となった記事を収集し、はてなのサービス内で公開している場合

かなり具体的なアカウント停止の基準を教えていただきました。 
『表現は異なるが同様のもの』というところは多少運営の判断が入ってくるように思いますが、別途

言及されている当事者が匿名での言及自体を望んでいないということが明確な場合は匿名ダイアリーでの言及自体を控えていただきますようお願いいたします。

過去の投稿については問題といたしません。あくまで当事者の意向を知りつつ、再度、匿名で投稿を行うことを嫌がらせ行為と判断します。

 という事も念押しされていました。

意見の内容に関わらず言及が削除された場合は「増田で言及されること自体を望んでいない」ということなので、再度言及する事は嫌がらせをしていると思われても仕方ない、ということですね。

 

また、1回だけなら大丈夫なのかというわけではなく、

当該のメインアカウントに他の利用実態がない場合や、サブアカウントを作成し利用しているなど、いわゆる捨てアカウントを利用している場合は、匿名性を悪用しているものと判断し、利用停止対象とする場合があります。

また、記事の内容に、明確に権利侵害に相当する内容がふくまれる場合も、即時、利用停止の対象とする場合があります。
(明らかに本人が公にしていない個人情報や、特定の人物に対し執拗に人身攻撃に相当する投稿を行っている場合などが相当します)

ということで、はてな利用規約に違反する、権利侵害をしている、などの内容については即アカウント凍結の可能性もあるということです。

つまりどういうことなの?

まとめるとこんな感じでしょうか。

  1. 増田記事の削除依頼が送られると、言及されているかがチェックされます。
  2. 言及されていれば、削除は決定。
  3. 内容を吟味され、はてな利用規約に違反・複垢・過去の利用態度などが調べられ、悪質であると認められればアカウント凍結。
  4. 悪質でなければ今回はアカウント凍結にはならないが、何度か同じような投稿を行い、嫌がらせだと思われた場合アカウント凍結。

自分への言及であると認められれば一律削除され、同じような内容を投稿したということが認められればアカウントが凍結される可能性が出てくるので、増田で個人へ対する言及、特にネガティブな言及はほぼできなくなるのではないでしょうか。
また、今はそのような削除事例がでているかはわかりませんが、Twitterやその他一般webサイトなどへの言及も削除対象へ含まれるはずですので、はてな外への増田からのむやみな斧投げも少なくなるのではないでしょうか。


はてな曰く『他人への言及をするなら少なくともid出して言え、仮面を外して斧を投げよ』ということです。*3

みんな増田で血を流しすぎたのです。
ラブアンドピースで行こう。

*1:メール引用の許可は頂いてます

*2:この一文は本人観測による推測

*3:斧投げについては推奨していないかも