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pero_peroのこじんてきなにっきです。毎日書きたいです。

南極料理人を観てやはり誰かと食べるご飯は美味しいと思った

GWは特に予定がなかったので、せめて夜はGWらしい(?)生活をしようと毎日DVDを見ていました。
余談ですが個人的に機械損失をもったいながる性分でして、ごはんを食べるときは腹いっぱい食べないともったいない、出かけるときはやたらめったら見ないともったいない、そして映画を見るなら人がたくさん死なないともったいない、という感じで、いつもDVDを見る時は人がより多く死ぬ映画を主に見ます。
しかしせっかくGWなので(?)人の死なない映画を見たいと思いました。
んでこの間見たのが評判が良かったものの何故か見ていなかった南極料理人
かもめ食堂と並んでおにぎりが食べたくなる映画ベストスリー(あとひとつは知らん)と噂の映画です。

 

 

いやー、やっぱり面白い映画でしたね!
出てる人達がみんな素敵でした。
なんというかみんなそれぞれいい人で、でも完璧じゃないところがすごく良かった。
西村さんの家族もちょっとガサツで表現も乱暴で見ていてヒヤヒヤするんだけど、ちゃんと通じてるところは通じてるんだなーというのが、なんか見てて嬉しくなりました。

西村家は好きなシーンが2つあって、ひとつはもちろん娘さんとの衛星電話のシーン。
娘さんと気がつかないところが良かった。
気がついたら絶対お涙頂戴調になっちゃいそうだからね(それでもかなりグッと来たけど)。
あと、空港の出迎えシーンの娘さんがむっちゃ子供っぽいはしゃぎ方で出迎えてるのが良かったです。
もちろん奥さんもガサツだけど根はいい奥さん、みたいな感じが出てて素敵でした。

 

 

料理の映画だけあって、出てくる料理が全て美味しそう。
なのに、料理がスーパースターになってないのがいいんですよねまた。
ラーメンとか唐揚げとか料理が人を助けたふうに見えるんだけど、実際問題を解決したのは人間同士で、料理は常にその側に寄り添っているだけで。
むしろ、人間関係が変われば料理を取り巻く環境も変わるわけで、最初の頃と最後でごはんを食べるみんなの雰囲気がぜんぜん違うのがすごく印象的でした。

 

 

やっぱりご飯を食べるって『誰と食べるか』っていうのも大事じゃないですか。
西村さんも最初は作るものの味だけに拘っていたんだけど、みんなと食べるということの重要性に少しづつ気がついていったんだよなぁと。
もちろん食卓を囲むことでみんなの関係性も変わるし、美味しいものを一緒に食べれば親密性もアガるだろうし、でもまずいものでもみんなで食べたらちょっと違ったものになるし。
そう考えると、毎日食べるものだけど食事って不思議ですよねぇ。

 

 

僕はお昼にご飯を作ってきたりするんだけど、実は夜一人で料理をすることはそんなに無いんです。
ビールとか飲むときにちょっと美味しい物を食べたいと、ちょこっとアテを作ったりとかはするけど、一人でハラ減った時に御大層な食事を作ったりはしないんですねこれが。
それはやっぱりそこまでコミュニケーション豊かな食卓ではないけど、会社なら誰か一緒に食べる人がいるから作る、そんな気持ちがあるんだと思います。
家族とか恋人同士ってまあ色々問題ある人達もいるとは思うけども、一緒にご飯を食べてて美味しいと思うことができればとりあえず良い関係なんじゃないかな。

 

 

ちなみにこの映画、色々料理をする人から見てて好きなシーンが有ります。
西村さんはご飯を食べる人をじっと観察するんですけど、これ料理する人は結構しますよね。
何をよく食べたか何が好きじゃなさそうかって結構気になってチェックしてます。
あと、ご飯できたのにみんなが集まらなくてやきもきする所。
ほんとコレご飯できたらすぐ席について食べて欲しい!と共感する人多いと思います。
それから個人的に、中華料理作った後に西村さんがフライパンを洗い場に持って行って「節水なのにどうやって洗うんだろう」とちょこっと気になったらきちんとペーパータオルで拭こうとしていたシーンが細かいコダワリ感じて好きです。